Ubuntu 14.04にRedmineをインストールする手順

2014年 07月 30日

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Ubuntu 14.04にRedmineをインストールする手順

    Redmineを使おう!

    プロジェクト管理用のツールは様々なものが開発されており、各企業ごとにそれぞれ異なる形態で活用していることでしょう。
    Charworkのタスク機能や、メールソフトのタスク管理機能、Backlogなど、枚挙にいとまがありません。

    WILDWEST-SERVICEでも、これまで様々なタスク管理の方法を試してきましたが、最近はRedmineに落ち着こうとしています。

    Redmineを選ぶ理由はなぜ?

    WILDWEST-SERVICEでも上記で挙げたようなものをざっと一通り試してみましたが、いずれもプロジェクトの管理として使えるほどの機能ではありませんでした。

    つい最近まで採用していたのがBacklogで、現在でも一部プロジェクトの管理に引き続き活用しています。Backlogは本当に手軽で高機能ですが、上位の機能を使うためには月額の支払いが必要です。

    そして現在はRedmineを採用して落ち着こうとしており、その理由は次の通りです。

    • ローカルサーバーにインストールして完全無料で使える
    • VPSなどで公開サーバーにインストールすれば外出時のアクセスも可能
    • GitやSubversionなどのバージョン管理システムと連動可能

    インストールが難しい

    ところが、このRedmineというやつはインストール手順が複雑なことでも知られています。

    公式サイトを読んでもうまくいかず、ようやっとnaoyesさんのUbuntuにRedmineを入れてみたという記事を参考にインストールに成功しましたので、手順のメモがてら記事にします。

    今回はVagrantで環境を作ります

    今回は黒い画面を使ってVagrantのubuntu14.04仮想環境を作って、そこへRedmineをインストールしていきます。

    Vagrantってなんぞ?という人はMasayaMizuharaさんのVagrant入門や、ドットインストールでVagrant入門が参考になるでしょう。

    書籍でも次のようなものが出版されています。

    ubuntu14.04のboxを用意する

    今回使用するboxですが、vagrantbox.esに掲載されているubuntu公式の『Official Ubuntu 14.04 daily Cloud Image i386』です。

    box.es内のリスト
    				vagrant box add ubuntu-14.04 https://cloud-images.ubuntu.com/vagrant/trusty/current/trusty-server-cloudimg-i386-vagrant-disk1.box

    コマンド末尾のURLは長いので、vagrantbox.esに記載のURLをコピー&ペーストしましょう。

    上記コマンドでダウンロードが完了したら、以後はubuntu-14.04という名前でinitできるようになります。

    vagrant upする

    cdコマンドでお好きなディレクトリに移動したら、次のコマンドを順に実行してください。

    				mkdir redmine
    				cd redmine
    				vagrant init ubuntu-14.04

    redmineディレクトリ内にVagrantfileというファイルが作成されますので、テキストエディタでこのファイルを編集します。

    Vagrantを使い慣れた人はいつも通りにお好みで。よく分からない人は次のように書かれた行を探し、先頭の#を削除します。

    				# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"

    上書き保存してvagrantfileの設定が完了したら、vagrant upして仮想環境のubuntuを起動します。

    起動できたらvagrant sshでログインしましょう。

    				vagrant up
    				vagrant ssh

    環境構築とRedmineのインストール

    それではいよいよubuntu内での環境構築とRedmineのインストールを始めましょう。

    apt-getを更新する

    まずは大前提としてパッケージ管理の更新から。

    				sudo apt-get update

    Webサーバーをインストール

    続いてApacheと、併せてPassengerをインストールします。

    				sudo apt-get install -y apache2 libapache2-mod-passenger

    データベースをインストール

    データベースはMySQLを使います。

    				sudo apt-get install -y mysql-server mysql-client

    上記のコマンドを実行すると次のような表示が出ますので、MySQLのrootユーザーとしてのパスワードを設定します。

    MySQLのrootユーザーのパスワード設定画面

    入力後、パスワードの確認を求められるので、もういちど同じパスワードを入力します。

    MySQLのrootユーザーのパスワード確認画面

    Redmineをインストール

    ここでいよいよRedmineのパッケージをインストールします。

    				sudo apt-get install -y Redmine Redmine-mysql

    上記のコマンドを実行すると、今度はこのような表示が出ますので、Yesを選択してください。

    Redmineで使用するデータベースの選択1

    今回はMySQLを使用していますので、次の画面ではMySQLを選択します。

    Redmineで使用するデータベースの選択2

    次の表示ではMySQLのrootユーザーのパスワードを求められますので、先ほど設定したパスワードを入力します。

    MySQLのrootユーザーで設定したパスワードをRedmineに入力する

    redmine/instances/defaultのMySQLアプリケーションパスワードを求められますので、任意のパスワードを入力して設定してください。

    RedmineのMySQLアプリケーションパスワード設定画面

    前の画面で設定したパスワードの確認を求められるので、もういちど同じパスワードを入力します。

    RedmineのMySQLアプリケーションパスワード確認画面

    Apacheの設定

    ここからは、主にubuntuに標準インストールされているテキストエディタの「vi」を使用してコンフィグファイルを書き換えていきます。

    viで内容を変更する際は、次の手順で操作します。

    1. vi起動直後の状態はコマンドモード。
    2. キーボードの「i」のキーを押すと編集モードになり、内容を書き換えることができる。
    3. 必要な部分を編集し、Escキーを押すとコマンドモードに戻る。
    4. コマンドモードに戻ったら、「:wq」と入力してセーブして終了。
    5. もし何らかの理由でviをセーブせず強制終了したい場合には、「:q!」

    Redmine用のコンフィグファイルを作成する

    Redmine用のコンフィグファイルをデフォルト設定からコピーして作成します。

    				cd /etc/apache2/sites-available
    				sudo cp -iv 000-default.conf redmine.conf

    redmine.confをviなどのテキストエディタで開きます。

    				sudo vi redmine.conf

    編集する部分と内容ですが、まず1行目を次のように書き換えます。
    (同じファイルの別の場所を続けて編集するので、終了はまだしません)

    				<VirtualHost *:8000>

    次に同じファイルの「ServerAdmin webmaster@localhost」と書かれた行の付近を、このように書き換えます。ServerNameの項目がなければ書き足してください。

    				ServerAdmin webmaster@localhost
    				ServerName redmine
    				DocumentRoot /usr/share/redmine/public

    書き換え終わったらEscを押してコマンドモードに戻り、「:wq」とタイプしてviを終了します。

    ports.confを編集する

    viを終了したら次のコマンドを実行し、/etc/apache2/ports.confをviで書き換えます。

    				sudo vi /etc/apache2/ports.conf

    書き換える部分は「Listen 80」と書いてある部分です。ここを「Listen 8000」に書き換えます。

    				Listen 8000

    書き換えてEsc→:wqでviを終了したら、さらに次のコンフィグファイルを編集します。

    passenger.confを編集する

    				sudo vi /etc/apache2/mods-available/passenger.conf

    このファイルでは、</IfModule>の直前に次の内容を追記します。

    				PassenggerDefaultUser www-data

    Bundlerをインストールする

    Redmine1.4.0以降ではgemの依存関係を管理するためにBundlerが必要とのことなので、Bundlerもインストールします。

    Bundlerのインストール

    Bundler自体はgemからインストールします。

    				sudo gem install bundler

    Bundlerから必要なgemをインストールする

    続いて次のコマンドを実行すると、Bundlerを通してRedmineに必要なすべてのgemをインストールすることができます。

    				cd /usr/share/redmine/public
    				sudo chmod 777 /usr/share/redmine
    				bundler install --without development test rmagick postgresql sqlite
    				sudo chmod 755 /usr/share/redmine

    ここでひとつ気になってることがあって、Rubyに詳しい人が読んでいたら教えてほしいんですが、bundlerを使うときの手順ってこれでいいんですかね?

    とりあえずsudoを使うなって警告文が出るし、使わないとパーミッションでエラー出して弾かれるんでこんなカンジにしましたが……。

    Redmineを有効化する

    ここまできたらあと一息。Redmineを有効化し、apacheを再起動します。

    		sudo a2ensite redmine
    		sudo service apache2 restart

    ブラウザからアクセスしてみよう

    ブラウザを起動し、アドレス欄から「192.168.33.10:8000」にアクセスしてみましょう。

    Redmineの画面が表示されたら成功です。「ログイン」をクリックしてログイン画面が表示されたら、上下の入力フォーム両方に「admin」と入力すればログインできます。

    もちろん、実際に運用する際にはadminユーザーは消しておきましょう。ブルートフォース怖いですからね。

    Redmineの初期画面

    Redmineの使い方

    Redmineを実際に使うためのマニュアルは、Redmineを使い始めるための初期設定を参照してください。

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