ネットショップ運営に活かす「孫子の兵法」

2011年 04月 13日

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ネットショップ運営に活かす「孫子の兵法」

    孫子の兵法とは何か

    ネットショップ運営に活かす「孫子の兵法」

    孫子の兵法とは今から2500年以上も前に記された軍事戦略に関する中国の書物です。

    洋の東西を問わず広く愛読され、フランスのナポレオン、三国志で知られる諸葛亮や曹操、日本でも戦国武将の武田信玄が活用していたことで有名です。

    孫子の兵法は本当に現代でも有効なのか

    元々は軍事戦略として生まれ活用されていたのですが、現代ではビジネス戦略としても活用されています。
    SoftBankの孫正義社長が独自のアレンジを加えた「孫の二乗の法則」としても有名ですね。

    とはいえ、本当に現代のビジネス戦略において有効なのでしょうか。
    ネットショップの具体例に照らしていくつか検証してみましょう。

    孫子の兵法を検証してみる

    孫子の兵法を検証してみる

    孫子曰く、兵とは国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからずなり。

    ここで言う兵とは戦争のことです。
    戦争をするということは人の生命や国の存亡がかかっているため、充分に熟慮しなければならないということ。

    他店対抗などをする場合に「多くの費用や損金を投じて対抗するのに見合う利益があるのか、そもそも対抗して勝てるのか」と熟慮しなければなりません。

    夫れ未だ戦わずして廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。

    作戦会議で勝つ見込みの多いものは勝算が多いということ。

    ただ闇雲に運営していても売上が上がるものではありません。
    PDCAのサイクルを回して、実践と検証を繰り返しましょう。

    日に千金を費やして、然る後に十万の師挙がる。

    戦車や武具の供給のため、莫大な費用を費やして初めて十万の軍隊を動かすことができる。
    戦争で勝つために充分な戦力を確保するためにはそれなりの費用がかかるということ。

    ネットショップにおいても、安くて小さい広告をチマチマ出していてはなかなか大きな広告を出す店に勝てません。
    また、売れ残りを恐れて在庫を少なくするとチャンス・ロス(機会損失)が発生します。

    充分な費用を確保し、一気に勝ちを狙いに行く戦略に出ることが賢い策です。

    善く兵を用うる者は、役は再びは籍せず、糧は三たびは載せず。

    戦上手は民の徴兵を再びおこなわず、食料の運搬も三度はやらない。
    効率のよい戦い方を考えておかなくてはいけないということ。

    高額広告で新規客の大量獲得 → レビュー増加 → ランキングアップ → さらなる集客効果
    新規客の獲得 → リピーターの確保 → 少ない販促費で売上に繋げる
    といったような、良いスパイラルを生み出せる仕組みを作っておきましょう。

    塗に由らざる所あり。軍に撃たざる所あり。城に攻めざる所あり。地に争わざる所あり。君命に受けざる所あり。

    通ってはいけない道もある。攻撃してはならない敵軍もある。攻めてはならない城もある。占領してはならない土地もある。たとえ君命でも受けてはならない命令がある。

    あまりにリスクの高すぎる手段は採用するべきではありませんし、対抗しても利益にならない競合店もあります。
    投資したり設備や人材を揃える場合でもよく考えなければいけません。

    例えそれが上司命令でも、会社の利益にならなかったり、会社が損をするという根拠があれば従うべきではありません。

    この故に、智者の慮は必ず利害に雑う。

    賢い人は思考するとき必ず、利益と損失の両面を考慮に入れる。

    売上は上がってるけどネットショップの出店費用や販売手数料で実際は赤字ギリギリ……なんてことのないように。
    出店する前に、粗利益とネットショップ運営の必要経費のバランスをしっかり確認しましょう。
    (これ意外とやってないショップ多いです。とにかくネットで売れば儲かると考えてて……)

    戦略の大切さを知る

    戦略の大切さを知る

    その全てを現在のビジネスに当てはめることができるわけではありませんが、孫子の兵法からは小手先の技術ではなくもっと深い部分での大切なことを学ぶことができます。

    ネットショップ運営において大切なことは、「事前にそもそも出店して儲かるのかどうか」「どのように運営していけば儲かるのか」を熟慮し、充分な資金を確保して勝つための体制を作り上げ、短期間で一気に仕掛ける。
    さらに一度の投資で何度も売上が上がるような仕組みを考え、必ず利益を確保できるような運営体制を作り上げるということが大事なのだと孫子の兵法は教えてくれます。

    実のところ、戦略とは決して「勝つための策」ではありません。

    誤解されやすいのですが、孫子の兵法においても戦時に必勝の策が書かれているわけではないのです。
    「負けない態勢を作り上げること」「敵が攻めてこないことを恃みにするのではなく、敵が来ても大丈夫な体制を恃みにする」ということを中心に書かれているのです。

    さらにその内容は軍略だけではなく、人事や恩賞といった内政的な内容についても深く書かれています。

    ネットショップオーナーであれば必ずいちどは目を通しておいてもらいたい内容がぎっしり詰まっていますよ。

    書籍であれば最強の孫子―「戦い」の真髄がオススメです。

    さらにニンテンドーDSにて孫子の兵法DS ~あなたのビジネス戦略偏差値をアップさせる~というソフトも発売されています。

    カテゴリ:マーケティング

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