Web参考書はとにかく高い!
Web関連の参考書はとにかくすっごい高いです。1冊3,000円とかザラです。
僕はかなり知識欲旺盛なほうで「うおっ、あれ読みたい!」「これも読みたい!」なんて次々にカゴに入れていくと、あっという間に2万円くらい余裕で越える金額になっています。
さらに趣味で世界の神話や民話・昔話なんかの資料を集めているんですが、これも1冊あたり膨大な金額です。
やっぱり読者が少ない本って金額高いんだなぁ。
「あーなんとか格安で本読めないかなぁ。DVDなら買わなくてもレンタルすれば安いの……に……」
そこで図書館を利用することをひらめいた
そうか、図書館に置いてあればわざわざ自分で買わんでも読めるじゃないか!しかも無料!!
意気揚々と地元の駅前にある図書館へ!!……ところが撃沈。
興味ある本は2冊くらいあったけど、自分が捜し求めて行った本は蔵書になかった。
というか、現状で興味ある本が2冊くらいしかないんじゃすぐ底を尽きそう……。
とりあえず1時間かけて読書スペースで2冊読破して帰りました。
「あーやっぱそうだよなぁ。オレなんかが読むような濃ゆいマニアックな本は図書館には無いわなぁ。
はぁ、全ての出版物を納めているという国立国会図書館が近所にあればなぁ……ん?あ、そうか」
なにも図書館は1つだけじゃない
国立国会図書館クラスの規模とは言わないまでも、地元の小っさい図書館だけでしか本を読めないワケじゃないもんね。
神戸とか大阪にならもっとデッカイ図書館もあることだろう。
そうだ、こんな田舎駅の小っさい図書館ではダメだったのだ。
もっと規模の大きい図書館ならば、きっと……!!
「しかし、わざわざ遠征して行って結局そこの蔵書にありませんでした、なんてオチではなぁ……ネットで調べられないかな」
そして僕はカーリルに出会った
調べてみると、どうやら国立国会図書館のサイトから各市町村の蔵書データベースにアクセスできるらしい。
が、検索結果は「条件に一致するデータはありませんでした」……。
やっぱりダメですか。さっさと金出して読めってことですか。あーぁ。
と、そこで思い出す。「この検索機能、国立国会図書館の蔵書も含むはずなんだけどな」。
どうもおかしい。全ての出版物が納められているなら、最低でも国立国会図書館1件は表示されないとヘンだ。
てことはこの検索窓は何か僕が思ってたところとは違うデータベース を参照している可能性がある。
それから僕はGoogleで検索しまくって、しまくって……ついに「カーリル」というサイトを見つけた。
ちなみに後から気付いたけど、この検索機能は「和書限定」の検索機能だった。
このとき検索してみたのは洋書だったから、そりゃ出てこないワケだ。
そういえば、 そもそも国立国会図書館でも全部納めてあるのは国内で印刷したものだけって話だったしウカツだった。
もはやカーリルはGoogleの次くらいに重宝
カーリルは市や区といった地域ごとに存在する全ての図書館の蔵書を検索することができるサイト。
僕はさっそく「姫路市」の図書館で読みたい本を調べてみた。ところが……。
絶望した!姫路市に絶望したっ!!!!
「もうどーでもいいや、このサイトざっと見てあきらめよう」
と、思いながら本の表紙写真をクリックすると……そこには……。
そうか……別に姫路市じゃなくても図書館はある!
「赤穂でも相生でも行ったらぁ!!」と気合いを込めながらクリック!!
なんと……姫路市内にあるんじゃないか!
ていうか、大学の図書館の蔵書まで検索できるとは、カーリル!おそろしい子!!
ていうか、さっきのは市内の公立図書館だけの検索だったのね。
というわけで、兵庫県立大学へ行って無事に超高価レア本を借りてくることができましたっ!!
まぁ、3階建てで膨大な本をしまってある書庫から1時間もかけて探し出した宝探し話はまた別の機会に……。
いやほんと宝探しって例えで言ってるんじゃないですよ。
図書館の書庫の洋書棚なんてマジでホグワーツに置いてそうな装丁ばっかりですよ。
面倒くさくないのが最高
もしカーリルがなかったら、ひょっとしたらいちいち1つ1つの図書館サイトにアクセスしたり、電話かけたりして蔵書の確認を取らないといけなかったかもしれません。
ところが、カーリルは大学図書館も公立も含めて全国すべての図書館を県単位もしくは市単位で検索でき、しかも検索キーワードを入力するのは1回だけ!!
あとはカーリル上からでも貸し出し予約できるし、行って本を読むか借りて帰ってくるだけ。超便利。
まさか大学の図書館まで検索できるとは思ってなかったので、本当に驚きのWebサービスでした。
大学の図書館なんて勝手に入っていいの?
基本的に大学の図書館は公立図書館同様に一般人にもオープンです。
入口近くの受付にいる司書さんに「一般の受付お願いします」って言えば公立図書館同様に利用でき、本を借りて帰ることもできますよ。
通ってもいない学校の校門をくぐるのはちょっとドキドキかもしれませんけどね!